SNSで話題の「ランニングコミュニティ」。既存の輪に入るのが苦手だった私が、鎌倉で5年半ゆるく続けられている理由

最近、SNSを見ていると、「ランニングコミュニティを作りました!」「グループランに参加してきた!」という投稿を本当によく目にするようになりました。 一昔前と比べて、ランナー同士が繋がるハードルがすごく下がってきていて、素敵な流れだなと感じています。

実は私も、鎌倉で「二の鳥居グループラン」というコミュニティを主催しています。 コロナ禍の2020年10月にスタートして、5年半ほど続けてます。

SNSで新しくコミュニティを立ち上げる方々の投稿を見ながら、「自分はどういう目的で作ったんだっけ?」と振り返ってみました。 そこで今回は、私がランニングコミュニティを作った理由と、5年半も「ゆるく」続けられている秘訣?について書いてみたいと思います。

既存のコミュニティに入るのが「苦手」だった

私がコミュニティを立ち上げた一番の理由は、「近所で気軽に一緒に走れるランナーの友達が欲しかったから」

当時は鎌倉にランナーの知り合いもあまりおらず、ずっと一人で「鎌倉トレイルマップ」を作りながら裏道のトレイルを走っていました。それはそれで楽しいのですが、やっぱり限界があります。

ただ、ここで一つの壁がありました。 「すでにあるランニングコミュニティに入っていくのが、すごく苦手だった」のです。

出来上がっているコミュニティって、どうしても固定メンバーの「内輪ノリ」ができあがっていたりして、新参者が飛び込むには相当な勇気がいりますよね。馴染めるかどうかも不安です。「他の場所に入っていくのがしんどいなら、いっそ自分でゼロから作ってしまおう」

それが、二の鳥居グループランの始まりでした。

失敗から学んだ「事前連絡の廃止」と「固定化」

実は今の形になる前、不定期でグループランをやっていた時期がありました。 参加できそうな人に毎回DMを送り、出欠を確認して……というやり方です。

でも、これは10回も持たずに辞めてしまいました。 「行けるかわからない」「今回はやめておく」という人に対して毎回連絡するのは、誘う側も負担ですし、きっと誘われる側もプレッシャーだったと思います。

そこで、新しく立ち上げた二の鳥居グループランでは、思い切ってルールを変えました。

  • 毎週金曜朝7時「二の鳥居」集合で開催日固定
  • 事前申し込み不要「行けたら行く」でOK

この「事前申し込みがいらない」というのが最大のポイント。

友達と約束して走るのも楽しいですが、「明日の朝、やっぱり気分が乗らないな」「急に仕事がなくなったから行こう」という自分のペースで、何の気兼ねもなく参加できる。

その「ハードルの低さ」が、長続きの理由だと思います。

誰も来ない日もあった。それでも走り続けた

最初はブログやInstagramで告知しても、フォロワーも少なく知り合いもいなかったので、参加者が誰も来ない日もたくさんありました。

それでもモチベーションが下がらなかったのは、「誰も来なくても、どうせ自分は朝走るから」というスタンスだったからです。 「人が集まらなくて辛い」と悩む主催者の方も多いと思いますが、まずは自分が一番楽しむこと。そして「毎週必ずそこでやっている」という継続こそが、一番の信頼に繋がります。すると「いつか行こう」「休みがとれたら行こう」という人がちゃんと来てくれます。

今では、私(主催者)が行けない日でも、常連のメンバーに声を掛け、私抜きでグループランが開催されるようになりました。毎週10数人参加してくれるのに私が行けないだけで中止にするのは申し訳ないし、週1回のこの場所を無くすのは勿体無いと思っていたので、これが実現した時は、本当に嬉しかったです。

ゴールは「甘酒」。色々な参加の形があっていい

二の鳥居グループランは、毎週違うトレイルのルート(約6km)を1時間ほどゆっくり走り、最後は鎌倉発生あま酒専門店「AMAZAKE STAND」さんをゴールにしています。 (二の鳥居グループランのゴール時間に合わせて金曜日だけ特別に朝8時からお店を開けてくれているんです!本当に感謝しかありません)

長く続けていると、参加の仕方も人それぞれ、面白い形に進化してきました。

  • 一緒に走って、最後にみんなで甘酒を飲む(基本スタイル)
  • 朝7時に集合場所にだけ来て、「おはよう!今日は仕事早いから!」と顔だけ出して帰る
  • 朝7時は間に合わないから、8時にAMAZAKE STANDに直接やってきて合流する
  • 走るコースを予測して山の中で突然「待ち伏せ」して合流する(これは難易度高い笑)
  • 時間がないから最初の30分だけ一緒に走って離脱する

あらためて書き出すととても自由なコミュニティです(笑) 「必ず最初から最後まで一緒に走らなきゃいけない」というルールなんてありません。ただ、金曜の朝にちょっと顔を合わせて、他愛のない会話をする。それだけで、週末に向けてものすごくポジティブなエネルギーがもらえるんです。

これから参加してみたい方へ

普段はロードしか走らない方から、100マイルレースを走るような鉄人やレースで表彰台に上がる方まで、いろんな方が参加してくれています。女性の参加者も多いです。

私が「既存のコミュニティが苦手」だったからこそ、新しく来てくれた方がすんなり馴染めるような、内輪ノリが強すぎない「ゆるい空気感」をこれからも大切にしていきたいと思っています。(できているかは分かりませんが、頑張ります!笑)

金曜の朝、もし予定が空いたら、フラッと鎌倉の二の鳥居へ遊びに来てください。事前連絡はいりません。 最高に気持ちいい朝のトレイルと、美味しい甘酒が待っています!

「とはいえ、いきなりグループランに参加するのは不安…」という方へ

二の鳥居グループランは誰でもウェルカムなコミュニティですが、いろんなレベルの方が一緒に走るため、「トレイルを走るのが初めてだから、周りについていけるか心配」「もっとゆっくり、景色を楽しみながら走りたい」「まずは山のマナーや走り方の基本から教わりたい」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方には、私がガイドを務める「鎌倉スロートレイル」のツアーがおすすめです!

スロートレイルのイベントは、

  • 登り坂はすべて歩き
  • 平坦な道を、おしゃべりできるゆっくりペースで

と、「頑張らない」ことに特化した超初心者向けのガイドツアーです。少人数制でしっかりサポートしますので、体力に自信がない方でも安心して「山デビュー」ができます。

「まずは基礎から教わって、山に慣れたい!」という方は、ぜひこちらのツアーに遊びに来てくださいね。スロートレイルで山に慣れてから、金曜のグループランに合流するのも大歓迎です!

【「トレランデビュー」に一番やさしいコースが登場!】レクチャー付き「鎌倉お散歩トレイル」
まずは広場で「走り方レクチャー」で不安を解消。専用シューズはなくてOK、いつものランニングシューズでご参加いただけます。森を抜けて海へゴールする、一番やさしい7kmのショートトリップです。

▼ 【夜の森を駆け抜ける】光のトレイルを辿る「路地裏ナイトトレイルラン」
ヘッドライトで夜の森を冒険する特別な3時間。静寂の古道と、山頂から見下ろす絶景の夜景はナイトランだけの特権です。仲間と一緒に、夜を走るワクワク感を味わいませんか?

▼ 【鎌倉to江ノ島】山と海をつなぐ絶景ワンウェイトレイル
古都・鎌倉の山々を越え、湘南のシンボル「江ノ島」を目指して駆け抜ける大満足のワンウェイ(片道)コース。ふかふかのトレイルを抜け、ゴールの海が見えた瞬間の達成感は格別です!最高の週末トリップへ出かけましょう。

​ ​鎌倉の絶景をインスタで配信中!

「今日の富士山は見えてる?」「今朝の海、どんな色だった?」
リアルタイムな鎌倉の景色や、ガイドしか知らない穴場スポットをInstagramで日々更新しています。

​最新イベント情報や予約開始をLINEでお知らせ!

「気になっていたツアーが満席だった…」とならないために。 毎月の開催スケジュール公開や、予約開始のタイミングをいち早くスマホにお知らせします。

トレイル(鎌倉スロートレイル主宰)のイメージ
鎌倉トレイル・プロデューサー / 鎌倉トレイルマップ作者
トレイル(鎌倉スロートレイル主宰)
10年以上にわたり鎌倉の山を走り、市販の地図には載らない無数の道を網羅した『鎌倉トレイルマップ』を自作・公開。2020年より、毎週金曜朝のコミュニティ「二の鳥居グループラン」を主宰し、これまでに250回以上のグループランや100マイルグループランイベント「二の鳥居100」を開催。コンセプトは「ゆっくりと、深く、鎌倉を旅しよう」。登りは歩くスローなペースで絶景とローカルな寄り道を繋ぎ、ただの観光では終わらない「圧倒的な非日常」をお届けしている。趣味は、下山後の絶品コーヒーとクラフトビール開拓。
NEWS / BLOG / REPORT

ブログ・レポート

PAGE TOP